喜んでいるお客様の顔を見て一緒に感動できる。
Profileプロフィール
2020年入社
注文住宅
環境都市工学科卒
秋田県出身
土木関連の仕事に携わっていた叔母の影響で、私も建築の世界に興味を抱くようになり、建築系の高専に進学しました。部活動ではデザインコンペティション部に所属し、建築設計のデザインや、橋のミニチュアの強度を競ったりする大会に出場しました。そうした経験を積むうちに、「実際に現場に出て働きたい」という思いが日毎に募っていき、住宅施工管理の仕事を志すようになりました。
Q1今、どのような業務をされていますか?
お客様対応、品質管理、
事務処理、
おおまかに
3つの仕事があります。
私はおおまかに3つに分けて把握しています。
まず1つ目は「お客様対応の仕事」です。たとえば着工会では、営業が契約を交わしたお客様に対し、できあがった図面をお見せしながら、「こういう建物ができますよ」と現場に立ち会ってご説明します。そのほか、内覧会、地鎮祭、お引き渡しなどの場面でもお客様と接する機会があります。
2つ目は「品質管理の仕事」です。主なものを挙げると、基礎の配筋検査や断熱検査などですね。職人さんの作業が終わった段階で、ミスがないかどうかを一つひとつ図面と照らし合わせながら、隈なくチェックしていきます。
そして3つ目が「事務的な仕事」です。たとえば、どういった工程で現場を進めていくかのスケジュール作成。あとは、材料の発注や、協力会社の手配なども事務的な仕事に含まれます。
これらの仕事を1週間の中でどう組み立てるかは、個人の裁量に任されています。私は「週のうち4日は現場で作業し、残り1日は事務的な仕事」というスケジュールを組むことが多いです。
Q2何に仕事のやりがいを感じていますか?
喜んでいるお客様の顔を
見て
一緒に感動できる。
着工前から引き渡しに至るまでの長い期間、お客様と共に建物の移り変わりを見ていく仕事なので、引き渡した瞬間に、自分の達成感があるのはもちろんのこと、喜んでいるお客様の顔を見て一緒に感動できる。そこに大きなやりがいを感じています。
あとは会社のルールや専門用語を覚えて、職人さんとスムーズに打ち合わせができると、「あ、自分でちゃんと理解できているんだな」という成長を感じられ、充実感を得られます。
ルールや用語のほか、現場でしか覚えられない技術、そして社会人としてのマナーや言葉遣いなどは、学生的な視点だとなかなか身につくものではありません。入社したら自分から率先して現場へ出て、自分から積極的に職人さんに話しかける。そういう自主性が大事になってくると思います。
Q3リフレッシュ方法はありますか?
運動するとストレスが
吹き飛びます。
サッカー経験者なので、オフの日は友人とフットサルを楽しむことが多いです。運動するとストレスが吹き飛びます。また、私たちの仕事は不安定な足場の中で作業することも多いので、足腰を鍛える意味でもフットサルは有益だと思っています。
あとは、しっかり寝ることです。睡眠不足だと頭の回転が鈍ったり、体力が続かなくなったりするので、毎日6時間は寝るように心がけています。
就活生に向けたメッセージ
社会人になると仕事が第一になり、新しいことを始める時間がなかなかないので、学生のうちに興味がある事柄にはどんどんチャレンジするべきだと思います。いろんなことに触れて自分が何に一番向いているのかを知っておくと、進路を決める際に役立ちます。また、広く浅くだとしてもさまざまな知識や経験を持っておくと、入社後のコミュニケーションにも役立つでしょう。たとえば接客中の会話のとき。お客様はそれぞれ趣味をお持ちですが、自分が少しでもかじったことがあれば、その話題からお相手と親密になれます。なので、時間がある学生時代に自分の幅を広げておきましょう。
あとは、社内でステップアップするときに必要となる二級建築士の資格を、できれば学生のうちから勉強をスタートするとよいと思います。
これから社会人になる方はきっと、先が見えない不安を抱えていらっしゃると思います。私もそうでした。でも実際に働き始めて感じるのは、人間は案外その環境に馴染んでいく生き物なのかな、ということ。流れに揉まれながら自然と身についていくことも多いので、どうか怖がらずに飛び込んできてほしいです。
One Day Time Schedule一日の流れ
最近のある日のスケジュールを紹介します。
この日は着工前の1件の現場を二度訪れる流れでした。先輩が担当する着工後の物件の検査も担当しているため、1日に4件ほどの物件を回るのが私の平均的なスケジュールです。
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9:00
事務所に出社し、材料や人員の手配これから着工する現場で必要となる材料や人員の手配を進めました。
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10:00
着工予定地の現地調査土地の状況がどうなっているかを調査するとともに、近隣の状況や、電柱の場所なども調べます。
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12:00
昼食
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13:00
事務所に戻り、着工前の現場準備先ほど調べた場所に関する着工前の準備をしました。工事を行うにあたって必要な備品や設備、ゴミ箱や仮設トイレなどをどこに配置するか、などの計画です。
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15:00
現場に戻り、地鎮祭の準備再び同じ現場へ赴き、建物が建つ位置を紐で示して、地鎮祭のための準備を行いました。
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17:40
退勤