ポジティブな考えが良い人間関係を築く。

私が現在担当している物件は2件です。
まず1件目は、今いる現場です。ご覧の通り着工済みで、このあと床工事を行なってから、フローリングやクロス貼りなどの内装工事に移っていく予定です。今のところ工程は順調に進んでいます。
こうして現場を訪れて、進捗状況を確認したり、職人さんと打ち合わせをしたり、工事がマニュアル通りに行われているかどうかを検査したりする一方で、材料や人員の手配、予算や安全の管理なども行うのが私の仕事です。監督は工事全体を取りまとめる重要な役目と認識しています。
そして、2件目の物件はまだ着工前なのですが、こちらは今週、下見会を終えたばかりです。営業担当と共にお客様のお宅を訪問して、どのような家にお住まいなのかを確認しながら、依頼されたリフォームが可能かどうか、そのほかに補修が必要な箇所がないかなどを調査してきました。

社会人として当たり前のことかもしれませんが、やはり「挨拶」が大事だと感じています。仕事では目上の職人さんと接する機会が多く、どれだけ職人さんに近づけるかというのは最初の印象で決まるので、まずは会ったら元気よく挨拶。そこから会話を始め、心の距離を縮めていくよう心がけています。
私が朝早くから動くのは、そのためでもあります。あとから来た人に「おはようございます！」と言われるよりも、待っていた人から挨拶されるほうが、気分が良いはずです。それによって、私にも心を開いてくれるのではないかと考えています。また、職人さんは9時から仕事を始めるので、その前の時間帯であれば質問もしやすく、作業の邪魔にもなりません。
そのほか入社後に感じたことは、「伝える力」の大切さです。こちらが言葉に詰まってしまうと、お客様や職人さんは不安になります。なので、頭の中で伝えたいことをしっかり理解してから話し始めるように心がけています。

「リフォームして良かった」というお言葉をお客様からいただくのが、この仕事をしている人は全員同じかもしれませんが、最大の喜びです。
また、職人さんと協力して、難局を乗り越えたときにも大きな喜びを感じます。以前、配管工事に伴い、そのまま施工すると床の高さが上がり、その分、天井が低くなってしまう事態に直面したことがありました。「自分なりにこういう解決策を考えましたが、うまくいくかどうかわかりません」と職人さんに相談したところ、「じゃあ、ここをこうしてみようか」とベテランならではの素晴らしいアイデアをいただきました。結果、床が低く納まって、なおかつ会社の基準もクリアできたときは、本当にうれしかったです。職人さんへの尊敬の念、そして絆が深まった瞬間でした。