羽田エアポートガーデン
インバウンド再生は羽田から
未曾有の事態を乗り越え、空港跡地を再開発
羽田エアポート
ガーデン
インバウンド再生は羽田から
未曾有の事態を乗り越え、
空港跡地を再開発
2010年。
24時間国際拠点空港化を目指す
ビッグプロジェクトがスタート。
日本最大の空の玄関口、羽田空港。敷地内には、活用されていない約4.3haもの広大な土地がありました。東京湾沖合への滑走路の移設や国際線地区の整備に伴い、役目を終えた施設などの跡地が生じていたのです。この土地を国家戦略特区に定め、官公庁により「羽田空港跡地まちづくり推進計画」が立案されたのは、2010年のこと。“国際線旅客等の利便性向上”と“国際交流都市観光に資する賑わいの創出”を併せ持つ新拠点として、国をあげて24時間国際拠点空港化を目指すビッグプロジェクトがスタートしました。
「羽田空港直結複合開発
プロジェクト」は
2020年4月の開業に向け
準備が進められた。
その計画の一環として、住友不動産は2018年に「羽田空港直結複合開発プロジェクト」に着手。国際線ターミナルに近いエリアにて計画したのは、ホテルを核とする大型複合施設です。ホスピタリティと機能性を両立する全1,717室のエアポートホテル『ヴィラフォンテーヌ羽田空港(プレミア・グランドの2ブランド)』をはじめ、MICE対応のイベントホールと会議室を有する『ベルサール羽田空港』、富士山や飛行機を望む展望天然温泉『泉天空の湯 羽田空港』、地方都市や観光地などの日本各地と羽田をダイレクトにつなぐ『羽田エアポートガーデン バスターミナル』を配置。さらにショッピングエリアには、全国各地の銘産品や旅行グッズを扱う物販店をはじめ、レストランやフードコートなど約90店舗が出店。日本の魅力を存分に堪能できるオールインワン施設となっています。インバウンドにさらに弾みをつけ、世界のハブ空港として国際競争力をより高めるために。2020年4月の開業に向け、チーム一丸となって準備を進めました。しかし――
新型コロナウイルス感染症
拡大に伴う開業の延期。
日本経済の再生は羽田からと信じ、
その日を待ち続けた。
2020年4月、新型コロナウイルス感染症拡大に伴う緊急事態宣言の発令。前代未聞の事態に見舞われ、下した決断は開業の延期でした。しかし私たちは決して当初の目的を見失うことはありませんでした。世界中に先の見えない不安が漂う中、デベロッパーとして見据えたこと。それは、コロナ禍以前に計画されていたインバウンド増加路線への早期復帰でした。日本の観光業、ひいては日本経済の再生は羽田からと信じ、その日を待ち続けたのです。そして2023年1月。当初の計画よりも約3年遅れで、ついにホテルや商業施設からなる『羽田エアポートガーデン』を全面開業しました。住友不動産が手がける新しい羽田空港が担う役割は、日本の魅力を世界に発信することだけではありません。コロナ禍で日本人の日本文化に対する関心の高まりや再評価が進んでいるからこそ、国内の方々にも評価していただける施設を目指していきます。