

入社3年目でオフィスビル開発計画の担当に。責任者としての意識が磨かれたとき、仕事はもっと面白くなった。入社3年目でオフィスビル開発計画の担当に。責任者としての意識が磨かれたとき、仕事はもっと面白くなった。
都市開発事業本部
石本 達郎 2018年入社
※所属は取材当時のものです。
PROFILE
工学部卒業。学生時代、東京やNYの街並みに心奪われたのをきっかけに、建築に興味を持つ。街づくりを通して住民の暮らしにまで影響を与えたいと考え、デベロッパーを志望。若手のうちから挑戦できる風土に惹かれ、住友不動産を選ぶ。現在は都市開発事業本部で開発企画に携わる。

推し進めるのは、
ほかでもない自分自身。
主体的に考えてこそ、
本物の企画になる。
あるとき、東京都内で土地の取り纏めが完了しました。周辺は大手デベロッパーの賃貸マンションや分譲マンションが建つ、いわゆる住宅街。周辺同様にマンションを計画するのが一般的なプランです。しかし、住友不動産は違いました。打ち出したのはオフィスビル。当社のハイグレードオフィスであればマンションと比して十分に戦える。住友不動産らしい、他にない発想でした。
私のミッションは、オフィスビルを企画し、竣工させること。そのような責任のあるプロジェクトを住友不動産では入社3年目で任されます。そもそも住宅街にふさわしいオフィスビルとは、どのようなものなのか。基本スペックはもちろんのこと、外観や内観はどのようなニーズに合わせるべきか。図面のラフを描いて、設計会社の担当者と話をする。設計会社側から出てきた意見を持ち帰り、社内で上司や役員に相談を上げる。社内の意見を再度設計会社にぶつけ、また意見を持ち帰る…。
そんなことをくり返すうちに、いつの間にか使い走りのようになっていると気付きました。しかし開発企画の責任者は、自分自身。これではいけない。自分の頭を使って考えなければと。経験豊富な関係者と対等に渡り合えるよう、とにかく知識習得に時間を使いました。着工した後ですら、ゼネコンや設計会社と2時間以上に及ぶミーティングで、プランを練り直したこともあります。そのような経緯があって、当オフィスビルは無事に竣工し、今では満床稼働となっています。自分が仕事を進めているのだと、色濃く感じられた瞬間でした。

経験不足は、努力で補う。
自分の頭の中にあるものを、
カタチにする喜びを感じたい。
住友不動産では、若手社員がプロジェクトの責任者を任されます。パートナーとなるのはゼネコンや設計会社などの担当者。ときに自分よりも年齢が一回りも二回りも年上の方と、ビジネスを進めなければなりません。さらに社内では役員クラスに向けてプレゼンを行なう機会もあります。
自分より立場が上の方と仕事をするからといって、言われたことに従うだけでは決して評価されません。責任者として、自分でゼロからプランニングすることが求められます。経験不足を補うためには、強い意志と努力が不可欠。まずは自分の頭でとことん考える。分からないことがあれば調べ尽くす。いろんな人に話を聞き、そしてまた考える。工期は?予算は?もっと効率の良い手法があるのでは?そもそも本当にビルでいいのだろうか?マンションやホテル・商業施設の可能性はないか?土地や周辺環境などを鑑みてベストを探し続けます。直前に、イチからプランを練り直すことも珍しくありません。自分の意見を論破されると悔しく、認められると嬉しい。成長したいと思う場面も、成長を実感する場面も、きっと他社よりも多く訪れます。
土地の取得やプランニングだけで終わらず、竣工を迎えるまで一人の担当者が一貫して携わるのも、当社ならでは。そのため、例えば自分が関わったオフィスビルに、日本有数の企業が入居した時は、自分の仕事が認められたと誇らしい気持ちになります。テナントにも、地域の方にも、地権者だった方にも、「この建物ができて、いい街になったね」と言っていただきたい。自分の頭の中にあったものがカタチになり、人々に愛される。こんなにもスケール感のある仕事は他にないと思います。