撮影日 2017年10月

2018年度受賞

NEW J・アーバンコート

静岡県浜松市

街に“間”を介して、大きく開く

現代の住宅はプライバシーが守られており、家の中から地域の人々と人間関係を築くのは困難である。そこで、2階に半外バルコニーを作ることで、通りすがりの人に気軽に声が掛けられるようにし、街と住まい手の気配を重ね、「心地良く繋がる」場所を目指した。「半外バルコニー」「中庭」「ルーフバルコニー」の3つのエリアを外に開くことにより、都市にいながら、より豊かで開放感のある住環境を演出することを可能にした。特に、中庭は道路に繋がっており、街に対しても景観の一部としてその姿を提供している。

撮影日 2018年7月

撮影日 2017年10月

撮影日 2018年7月

撮影日 2017年10月

撮影日 2017年10月

    審査員コメント

    都市部の住宅には、断熱性や防火性・防犯性などの守りを固めつつも、街や外部環境とどう向き合っていくかが問われるが、ここでは、2階の大型バルコニー全体を大きな庇で囲い、かつその前面をガラスで覆ってしまうという大胆なデザインにより、屋外を積極的に取り込みつつ、ファサードを街に開いていこうとする意思が強く感じられるところを評価したい。

    受賞概要

    受賞番号 18G100829
    受賞対象名 戸建住宅/NEW J・アーバンコート
    部門/分類 商品化・工業化住宅

    プロジェクト概要

    所在地 静岡県浜松市