トップメッセージ

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代表取締役社長
仁島浩順

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

第九次中計」2年目の2024年3月期業績は、円安などを背景にインフレ傾向が鮮明となる中、市況回復の進むオフィスビル賃貸と堅調な販売環境が続く分譲マンション事業がともに最高益となり業績を牽引し、3期連続の経常最高益と11期連続の純利益最高益を達成することができました。
その結果、中計最終年度の2025年3月期予想を加えた3ヵ年累計業績は、経常利益と当期利益は当初目標を超過達成するとともに、売上高、営業利益、経常利益、当期利益のすべてにおいて前八次の実績を上回り、中計最高業績を達成できる見通しです。

当社は、昨年5月にコロナ禍脱却と経済正常化を受けて「持続的成長のための基本的な経営戦略と中長期見通し」を公表いたしましたが、一年が経過し、主要事業であるオフィスビル賃貸事業の着実な回復・改善などを受け、次期中期経営計画での経常利益3千億円達成が見通せるようになりました。
加えて、日本最大級の「六本木五丁目再開発」が3月に都市計画決定し事業化に大きく前進したほか、インド・ムンバイの中心部「ワーリー地区」で大型複合開発用地を獲得したことなど、国内外でその先の持続的成長を支える基幹プロジェクトが着実に進捗しています。当社は、こうした具体的な案件に積極投資を継続し、次期中計での経常利益3千億円を通過点とし、更なる高みである4千億円を目指して事業の拡大に邁進してまいります。
今般、これらの要素を織り込み、「持続的成長戦略の積極的見直し」として公表いたしました。年間増配ペースを年7円から年10円へと引き上げ、「配当倍増、100円配」を2年前倒して株主還元を一段と強化するなど、これまでの様々な施策を前倒して実現することといたしました。

当社は、これらの方針・戦略のもと、引き続き持続的な企業価値の向上に向けた取り組みを着実に推進してまいります。

皆様におかれましては、今後とも末長いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2024年6月

代表取締役社長

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