トップメッセージ

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代表取締役社長
仁島浩順

皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

「第九次中計」最終年度、2025年3月期の業績は、市況回復の進むオフィスビル賃貸を中心とする賃貸セグメントが大幅な増収増益となって業績を牽引し、4期連続の経常最高益と12期連続の純利益最高益を達成することができました。
その結果、第九次中計3か年の累計業績は売上高、営業利益、経常利益、当期利益のすべてにおいて前八次中計の実績を上回り、中計最高業績を達成いたしました。

当社は、2023年5月に「持続的成長戦略」の基本方針を公表し、その後も持続的成長を着実に進めるため積極的見直しを進めております。2025年3月に策定した「第十次中期経営計画」においては、主要事業であるオフィスビル賃貸事業の着実な回復・改善などを受け、経常利益3千億円の達成目標を1年前倒しして2027年3月期に達成する目標としております。
更に、日本最大級の「六本木五丁目再開発」が2024年3月に都市計画決定し事業化に大きく前進したことに加えて、インド・ムンバイで2019年に用地取得し、2026年秋に稼働予定の『BKC1号物件(約延4万坪)』のテナントが東京都心最高水準相当の賃料で内定するなど、国内外でその先の持続的成長を支える基幹プロジェクトが着実に進捗しています。当社は、こうした具体的な案件に積極投資を継続し、経常利益3千億円を通過点として、更なる高みである4千億円を目指し強固な事業基盤の拡大に邁進してまいります。

また、これらの要素を織り込み、2025年5月には「持続的成長戦略の着実な進展と株主還元強化、経営体制改革推進について」を公表し、年間増配ペースを年10円から年15円へと引き上げることといたしました。「配当倍増、100円配」も利益計画に合わせて1年前倒しすることで株主還元を一段と強化するとともに、会社の成長に合わせて取り組んできた経営体制の改革を引き続き進めてまいります。

当社は、引き続き持続的成長と企業価値の向上に向けた取り組みを着実に推進してまいります。
皆様におかれましては、今後とも末長いご支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

2025年6月

代表取締役社長

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