茨城県水戸市
本物件では、時代と共に変わりゆく家族構成やライフスタイルの変化に沿わず、住まいにおいて長らく変化せず定着してきた「nLDK」という間取りの概念を払拭した新しい心地よい住まいづくりを目指した。内外の境界を曖昧にする中間領域や外部を取り込む半外空間など、空間の区切りを「1」ではなく曖昧にするゆとりの「0.5」空間を建物にいくつも内包することにより、多様なライフスタイルに応える心地よい豊かな住空間を提案している。自然の取り入れ方、家族との距離の調整方法等、従来の「nLDK」の概念にとらわれず、住宅の提案がより多様になることを願っている。
コーナーに2面の開口を設けることや、軒を室内から繋げて、外部空間へ伸ばす手法をとるだけで、暮らしの豊かさは格段に高まることを感じさせてくれる。最小限の操作であるがゆえに、建物のプロポーションが美しく整えられた清々しいデザインコントロールは秀逸である。
受賞番号 | 20G140862 |
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受賞対象名 | J・レジデンス水戸 |
部門/分類 | 戸建て~小規模集合住宅 |
所在地 | 茨城県水戸市 |
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構造 | 木造 |
階数 | 地上2階建 |