撮影日 2017年7月

2017年度受賞

シティテラス平井

東京都江戸川区

屋外化されたエントランスホールは、憩いのコモンスペース

住戸棟までのアプローチ上に、列柱型の外廊下を配置。さらにルーバー型テントを設置することにより、屋外でありながら程よくプライバシーの守られた憩いの空間を創出した。
並んだ柱とルーバー型テントが視線を遮断し、広場側、住人側双方が安心して過ごせる断面を計画。
子どもの遊び場として、地域の人々を巻き込んだイベントの場としてなど、様々なアクティビティが生まれる空間を目指している。

撮影日 2017年7月

撮影日 2017年7月

撮影日 2017年7月

撮影日 2017年7月

撮影日 2017年7月

    審査員コメント

    雨の多いモンスーンアジアの気候の中で、かつては庇下という空間が様々に生活行為を豊かにしていた。モダンデザインはそのような空間を切り捨ててしまったが、ここでは全く違った形で雨から、夏の強い日差しから、上階の視線からプロテクトされる空間を生み出している。中庭に可動式のテントを作りつけるという単純なアイデアだが、何倍にもそこでのアクティビティの幅を広げている。それが、エントランスに面していて、地域と連携する可能性をも秘めていることも評価できる。

    受賞概要

    受賞番号 17G111019
    受賞対象名 共同住宅/シティテラス平井
    部門/分類 集合住宅

    プロジェクト概要

    所在地 東京都江戸川区
    総戸数 357戸
    構造 鉄筋コンクリート造
    階数 地上14階建
    竣工 2016年2月