兵庫県明石市
深い軒による美しい陰影と水平ラインがつくるシャープで洗練された外観が特徴です。天然木が年月と共に味わいを増していき、飽きることなく住み継がれる住まいとなります。各所に設けた「間」が内と外との境界を曖昧にし、空間を延長して広々と感じさせます。一義的でない空間となることで生まれる豊かさは、日本特有の美です。上質な住まいを提供することで、スクラップアンドビルドを繰り返すのではなくストック活用される住宅を普及させたいと考えました。
2階の四隅にテラスを、1階の前後にポーチを設けることで、家のどこにいても外部空間がたっぷりと取り込まれる空間の骨格となっている。外観としては、木材で仕上げた庇が大きく張り出し、日本の木の家の伝統的空間性を感じさせるデザインとなっている。基本はシンプルな構成だが、階段室に本棚を設置し、空間も一体的に扱うなど、丁寧に設計をすることで多様な場所性・領域性がもたらされている。
受賞番号 | 23G120924 |
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受賞対象名 | J・レジデンス 明石 |
部門/分類 | 建築(戸建て住宅~小規模集合・共同住宅) |
所在地 | 兵庫県明石市 |
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構造 | 木造(WP工法) |
階数 | 地上2階 |