撮影日 2022年5月
愛知県長久手市
都市化の進展や社会構造の変容に伴う人々の生活の変化をふまえ、建物正面から奥の庭まで貫く路地空間である「家小路(いえこうじ)」を住まいに組み込み、街に開かれた場を創造することで地域の人々が交流する仕掛けづくりを行いました。また、近年では地震だけでなく、台風や大雨による水害などの多様な自然災害が生じており、木造住宅を災害に強い住宅へと進化させるため、RC造と木造の良さを取り入れたハイブリット工法を開発し、ハード面からも安心安全なまちづくりを試みました。
外部空間を、周辺環境と住まいを繋いだり、人と人の交流を促す居場所として積極的に設計した2世帯住宅の提案。「家小路」「半外縁」「うち庭」など、多彩なシーンを具体的に設定しながら、細やかな段差を設定して居場所として提供している点、一つひとつの居場所がたっぷりとしたサイズで風や光が抜け内部空間の質も向上させている点、プライベートとパブリックをグラデーショナルに繋ぐことにより、住み手に寄り添った無理のない、言い換えれば、今後の別の設計にも大いに展開可能である点に評価が集まった。
受賞番号 | 22G130970 |
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受賞対象名 | プレミアム.J 長久手 |
部門/分類 | 建築(戸建て住宅~小規模住宅・共同住宅) |
所在地 | 愛知県長久手市 |
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構造 | 木造(軸組工法/新ハイブリッド工法) |
階数 | 地上2階 |