撮影日 2017年7月
東京都江戸川区
住戸棟までのアプローチ上に、列柱型の外廊下を配置。さらにルーバー型テントを設置することにより、屋外でありながら程よくプライバシーの守られた憩いの空間を創出した。
並んだ柱とルーバー型テントが視線を遮断し、広場側、住人側双方が安心して過ごせる断面を計画。
子どもの遊び場として、地域の人々を巻き込んだイベントの場としてなど、様々なアクティビティが生まれる空間を目指している。
受賞番号 | 17G111019 |
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受賞対象名 | 共同住宅/シティテラス平井 |
部門/分類 | 集合住宅 |
所在地 | 東京都江戸川区 |
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総戸数 | 357戸 |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上14階建 |
竣工 | 2016年2月 |
審査員コメント
雨の多いモンスーンアジアの気候の中で、かつては庇下という空間が様々に生活行為を豊かにしていた。モダンデザインはそのような空間を切り捨ててしまったが、ここでは全く違った形で雨から、夏の強い日差しから、上階の視線からプロテクトされる空間を生み出している。中庭に可動式のテントを作りつけるという単純なアイデアだが、何倍にもそこでのアクティビティの幅を広げている。それが、エントランスに面していて、地域と連携する可能性をも秘めていることも評価できる。