撮影日 2021年5月
東京都世田谷区
都市部の低層物件でありながらファサード面に高反射ガラスを採用し、街並みを映しこむことで視線を制御しています。その結果、歩行者からの視線を気にせず、日中でもカーテンを開けて過ごせる「内側からの開放感」を叶えました。青空と一体化するガラスと構造フレームを切り替えたリズミカルなファサードにより、街に新たな景観を生み出します。
二子玉川駅から徒歩圏内、中層の集合住宅が建ち並ぶ地域で、リビング・ダイニングの開口を高反射ガラスとすることで、光を最大限に内部空間に取り込み、街並みとしては空などの周辺の風景が映し出されることで、道への圧迫感を和らげている優れた計画である。単調なファサードや住み方にならないように、多様な間取り計画とし、奥行きのあるバルコニーは人の居場所として多様な使い方の拡張性が想像でき秀逸である。駐車場を機械式とすることで道路側を駐車場に埋め尽くされないように配慮し、道路に植栽を施し、そこに隣接してエントランスホールを配しているゾーニングには、街に彩りやアクティビティをもたらす波及効果も見込めるであろう。
受賞番号 | 22G141064 |
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受賞対象名 | シティハウス二子玉川ザ・グランド |
部門/分類 | 建築(中~大規模集合・共同住宅) |
所在地 | 東京都世田谷区 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上5階、地下1階 |
戸数 | 31戸 |
竣工 | 2020年11月 |