撮影日 2023年12月
東京都港区
都心生活のバルコニーを進化させるため、交通量や人通りの多い前面道路に対して先端にガラススクリーンを設置し、「ファサードデザインの保全」、「住む人と地域の人の互いの視線の制御」、「半屋内空間として利用できる中間領域」を提案しました。バルコニーの先端にガラススクリーンを配置することで、住宅ごとに設置した異なるカーテン等の内部要素に影響されることなく統一感のある外観ファサードデザインとなり、住む人が変わっても外観ファサードデザインの印象は変わらないという、地域景観の保全に繋げることが可能となります。
広尾駅から徒歩1分程、中高層のビル群が建ち並ぶ敷地である。沿道の歩道は10mを超える木々を保存している心地よい前面道路となっていることを活かし、地上11階建の集合住宅のファサードとしてガラススクリーンを採用し、バルコニーを半外部空間として、内部空間の拡張性を創出した優れた計画である。外観としても、バルコニーのガラススクリーンが手すりの圧迫感を弱め、高層建築でありながら良好な景観を周辺環境にもたらしている。
受賞番号 | 24G131065 |
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受賞対象名 | 南麻布レジデンス |
部門/分類 | 建築(中~大規模集合・共同住宅) |
所在地 | 東京都港区 |
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構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上11階 |
戸数 | 総戸数36戸 |
竣工 | 2023年10月 |