大阪府大阪市
本計画では、庭とエントランスを街並みに開放することで、居住者のみならず道行く人も空間共有でき、地域の共有財産となる景観作りと、新しいエントランスの在り方を提案した。間口を大きくとったガラス貼りのエントランス越しに見える「庭の緑と人の往来による奥行きのある絵画」のような風景は、開放することで道行く人のパブリックアートにもなり、ニュートラルな空間として共有することができる。また、こうした感性価値のみならず、森のように計画した周囲の緑地空間を地域に開放することで、緑と人が作り出す良好な景観はエントランスの風景と繋がり、相乗効果をもたらす。
受賞番号 | 18G110933 |
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受賞対象名 | 共同住宅/シティテラス神崎川駅前 |
部門/分類 | 中〜大規模集合住宅 |
所在地 | 大阪府大阪市 |
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総戸数 | 745戸(1街区:411戸、2街区:334戸) |
構造 | 鉄筋コンクリート造 |
階数 | 地上15階建 |
竣工 | 1街区:2016年1月、 2街区2017年8月 |
審査員コメント
エントランスホールを道に沿ったコリドー状にデザインし、2棟をつないでいるエントランスデザインが秀逸。中庭の駐車場を隠すとともに、道を彩るデザインとなっている。集合住宅においては、一般的に住棟の配置が南側にある計画を良しとしてきたが、北側に川があるという風景も良いものであろう。