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木造軸組工法は梁や柱などの接合部に荷重が集中するため、地震の際に破損が生じやすいという弱点があります。住友不動産ハウジングの「ウッドパネル工法」は、軸組接合部を構造用接合金物で強固に緊結。ゆがみや変形に強く、耐震性に優れた構造を実現しました。 |
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一般的な軸組工法の接合法では、構造材自体の大きな断面欠損が強度不足の原因となっています。住友不動産ハウジングの構造用接合金物は欠損面積を大幅に抑え、従来工法に比べ接合部強度が約1.5倍アップしました。 |
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構造用接合金物には、防錆・防腐性能を高める高耐食金属表面処理を実施。一般的な亜鉛メッキと比べて耐食性に優れ、高強度を長期間維持します。 |
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使用材は工場でコンピュータ制御で加工し、構造用接合金物をあらかじめ取り付け。高精度な仕上がりのため、現場施工は高精度かつスピーディに行えます。 |
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※1 小屋束と母屋の接合部は在来仕口となります。部位によって、構造用接合金物と異なる接合方法となる場合があります。
※2 接合部強度1.5倍の数値は、住友不動産ハウジングのウッドパネル工法と一般的な軸組工法の接合部引張り強度の最大値比較であり、金物の種類によって異なります。 |
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住友不動産ハウジングの「ウッドパネル工法」は、柱や梁、土台などの接合部を構造用接合金物で強化した軸組構造をベースに、面構造の強さをプラスしたハイブリッド構造です。建物に加わる外力を点と面の両方で受けることで建物全体に分散させ、大地震などによる変形やねじれを抑えます。 |
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「ウッドパネル工法」の耐力面材には、一般的な構造用合板を上回る強さのパーティクルボードを採用。せん断強度は合板の2倍以上で、優れた耐震性を発揮します。耐水性も高く、腐食による劣化の少ない優れた素材です。 |
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構造上、荷重を支える耐力壁の強さは「壁倍率」であらわされ、建築基準法では仕様別に数値を定めています。パーティクルボードは建築基準法上は2.9倍に該当しますが、実大実験では規定数値を大幅に上回る4.46倍を記録。優れた耐震性能を発揮することを実証しました。 |
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1・2階の床面にひときわ厚い24mmの構造用合板を使用。直接梁や根太にとめ、壁と床を強固に一体化させた剛床構造としました。地震時の揺れを点ではなく面で受け止めて水平加重を分散し、優れた耐震性能を発揮します。 |
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住友不動産ハウジングの「ウッドパネル工法」では、柱や梁、土台といった主要な構造部材には、太く強いエンジニアリングウッドを使用しています。105mm角の柱材は、一般的な同サイズの無垢材に比べて、圧縮強度は1.45倍。また梁にも、無垢材に比べて曲げ強度が1.32倍となるエンジニアリングウッドを採用しています。 |
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建物と地面をしっかりと固定し、大きな荷重を受け止めるのが基礎の役割です。住友不動産ハウジングでは、戸建住宅としては最も強度の強いベタ基礎タイプの独自のグランド基礎を標準仕様に採用。立ち上がり幅を150mm、基礎高を地盤面から430mmとするなど、住宅金融支援機構の技術基準を上回る基礎構造を実現しています。さらに、地盤面に防湿フィルムを敷いて床下全面に配筋した上に、コンクリートを打設して建物基礎底盤全体を一体化。防湿コンクリートと防湿フィルムにより、上がってくる湿気から土台や床を守り、住宅の耐久性を向上させています。 |
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一般的に、木より鉄の方が火に強いと思われがちですが、木材は燃えると表面に炭化層を形成し、火が内部までなかなか通らないため、火災の進行を遅らせます。木材は、燃焼しても強度が低下しにくい素材なのです。これに対し鉄は、火災により550℃を超えると急速に軟化し、強度が大きく低下。鉄骨系住宅は骨組みが大きく変形し、1200℃前後まで温度が上がるといわれる火災では、木の家は鉄の家よりも安全性に優れているということを示しています。 |
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