信用と創造 住友不動産 Recruitment

社員インタビュー

片井 直樹(2009年入社)/
住宅分譲事業本部

■プロフィール
立命館大学 理工学部出身。大学時代に建築を学んでいたこともあり、デベロッパーを中心に就職活動する。中でも、仕事に熱い社員が多く、実直な印象を受けた住友不動産に入社。
入社後最初の1年間は主な6部門をローテーションしながら経験し、その後経営企画部へ。経営計画の策定や予算管理などを担う。入社4年目からは住宅分譲事業本部に所属。現在は係長の役職に就き、分譲マンションの商品企画を手掛けている。

どんなマンションにするか、イチから考える。

入社4年目から今まで、分譲マンションの商品企画に携わってきました。当社では商品企画に関わる業務は作業や工程によって分業するのではなく、基本的に1つの物件を一人で丸ごと担当します。そのため、どんなマンションにするか大きな構想を練るところから、建物配置、間取り、外観デザインや内装仕上げ、設備グレードの検討、収支管理、プロジェクト全体のスケジュール調整まで、いわばプロジェクトの「司令塔」として幅広い業務を担います。

中でも一番重要なのは、やはりマンションのコンセプトやテーマを考える最初のフェーズ。与えられた立地・建物条件、法的な制約の中で、このマンションの売りは何なのか、どんな人に住んでいただくのか、どんな外観にするのか、高さや階数はどうするのかなど、初期の構想段階で良いものを考えられるかどうかで全てが決まると言っても過言ではありません。

もちろん、土地を仕入れた段階でも事業計画を立てる為に建物計画を想定しますが、それは用地仕入部隊が良いと考える案。商品企画を手掛ける私たちがまっさらな目で見て納得できない部分があるなら、イチからプランを考え直すことも珍しくありません。また時には、オフィスビルやホテル、賃貸マンション等、他の用途の比較検討を行うこともありますし、より良い事業とするために用途の変更は厭いません。

この風土は業界では珍しく、当社ならではだと思います。仮に分譲マンションの事業部内に専属の用地仕入の部門があったら、マンション用に独占できる土地として甘えが出てしまうかもしれません。でも、オフィスビルにするより、ホテルにするより、自分たちがこの土地を最も価値あるものにしてみせるという想いで、私たちはマンションづくりと向き合っています。

大通りから少しだけ外れた、惜しい敷地。
マンションの「顔」をいかに演出するか。

今まで手掛けた何十もの物件の中で、特に印象に残っているのは「シティテラス杉並方南町」です。というのも、敷地がかなり個性的。駅近ではあるけれど大通りから1本入った場所で手前に小さな敷地、奥に大きな敷地が分かれて存在しており、土地全体の広さはあるものの大通りからの視認性が悪い。物件の第一印象を決めるエントランスやアプローチ空間、外観はどうしたものか。プロジェクト関係者と共に頭を悩ませました。

約2ヶ月、様々なエントランスの形を思い浮かべてみて、駅からその敷地までを何度も歩きました。マンションの姿が目に入った時の感情を想像しながらこのマンションに住む方々の帰り道のストーリーを頭の中でとことん描きました。そして誕生したのが、特徴的なアプローチとインパクトのある外観デザインです。

手前の敷地は奥の大きな敷地へ続くアプローチ空間として捉え、まず手前の敷地入口に大通りからの受けとしての広場を作りました。そこから一直線に奥へと引き込みつつ、突き当たりの大きな敷地に3層吹抜けのエントランスを間口一杯に構えることで、大通りから入ってすぐに大きなエントランスが視認出来るようなアプローチが出来ました。

ただ、その実現も簡単ではありませんでした。外観だけではなく、内装や間取りにも徹底的にこだわるがゆえに、予算オーバーに。顧客層に合わせた間取りを用意するのは当たり前。家族の誰がどの部屋を使う?どんな家具、家電を室内のどこに置く?家具配置後も無理なく生活が出来る?コンセントの位置は最適か?など、その空間での生活を細かく想像しながらカタチにしていくのが、当社のマンションづくりなのです。ですが、ビジネスである以上、理想を追い求めるばかりでなく、利益を出さなければならない。でも、マンションの「顔」とも言われる場所を妥協するわけにはいかない。実現する方法はあるはず。そう考えて、全体のコストを細かく見直すことでやっと思い描いたエントランスは現実のものとなったのです。

「土地の癖が強い」と諦めず、「土地の特徴を活かしたセールスポイントを作ればいい」と徹底して考える住友不動産だからこそ完成したこの物件は、先日ついに完売しました。当社の全国・首都圏で供給戸数No.1の実績は、私たちつくり手の小さなこだわり一つひとつから生まれていると自負しています。

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