Interview

戸建リフォームの施工管理

驚きと喜びで、パッと表情が変わる。
その瞬間を、お客様のそばで。

Profile 新築そっくりさん事業本部
工事部

前職では、ゼネコン設計部での設計と現場業務、マンションデベロッパーでの企画や営業を経験。2011年、41歳のとき住友不動産に新築そっくりさんの技術営業として入社。2014年より新築そっくりさんの施工管理に。

お客様のすぐとなりで、
一緒に住まいをつくっていく。

前職のゼネコンや、マンションデベロッパーは、自分が手がけた建物で過ごしたり、暮らしたりするお客様との接点がまったくありませんでした。
お客様と直接話をしてみたい、自分の仕事を見て、どんな顔をするのか見てみたい、と思うようになったのが転職のきっかけです。住友不動産のリフォーム「新築そっくりさん」の担当は、当社のどの部門の施工管理よりもお客様の近くにいることができますから、希望にぴったりの転職だったと言えるかもしれません。
「新築そっくりさん」の大きな特徴は、お客様が住んだままリフォームに対応できること。そのため、お客様のすぐそばで施工することになります。住み替えないでいいのはお客様にとって大きなメリットですが、騒音や人の出入りでお客様にどうしても負担がかかります。だからこそ、安心して過ごしていただけるよう、できるだけ丁寧に作業内容をお伝えすることを心がけています。お客様と密にコミュニケーションをとりながら施工を進めていきますから、自然と、お客様と一緒に住まいをつくっているという気持ちが強くなってきます。だからでしょうか。足場を外し、生まれ変わった住まいを目にして「本当に新築そっくりですね!」とお客様の顔がパッと輝くと、こちらもお客様以上に嬉しくなってしまいます。

隠れてしまうところにこそ、
しっかりとこだわりを持つ。

住友不動産では、デザインや間取りといった目に見える部分の提案は営業が担当します。しかし、営業が描いた図面を元に「いざ工事を」という段階になり、壁や天井を壊してみて初めて分かることがあるのがリフォームの難しさ。思わぬところに梁が通っていたり、柱がシロアリにやられてしまっていたり。提案通りにはいかないことも多いのです。
そこで施工管理の出番です。追加での補強工事や、間取りの変更など、お住まいの実情にあわせて軌道修正を行います。住友不動産は、契約内であればお客様への追加費用なしで最適な工事ができるシステムになっていますから、やるべきだと判断したことは、迷いなくやれる。お客様にとっても、技術者にとってもいい仕組みだと思います。
基礎や骨組みは、普段の暮らしで意識することはありませんし、リフォームが完了したあとは、隠れてしまいます。しかし、安心して暮らせる住まいを提供する上で、何よりも大切な住まいの礎です。隠れてしまうところも手を抜かず、しっかりとしつらえること。それは私の、そして、住友不動産のこだわりです。

この家を未来に受け継いでいきたい、
という想いに応える。

建て替えという選択肢もある中で、リフォームを選ぶお客様の多くは、「思い出のある住まいを活かしたい」「先祖代々の住まいを受け継ぎたい」という想いを持っていらっしゃいます。その想いに寄り添うために、住友不動産では古民家再生も手がけています。間取りの改良や、耐震性能、断熱性能の向上をはかり、住み心地を高めながら、お住まいが持つ良さを未来へ受け継いでいけるようなリフォームを行っています。
私が担当するエリアは築数百年クラスのお住まいも多いエリア。住まいに歴史あり、で、工事にうかがうと「これは、百姓一揆のときにできたキズです」といったエピソードをご披露いただくこともあります。
今とまったく違う構造や、もう手に入らない建材、見なくなってしまった加工技術など、日本古来の建築技術に触れられるのは、面白いだけでなく、技術の幅を広げることにも役立っています。
古民家に限ったことではありませんが、住まいにはお客様とご家族が紡いで来た歴史があります。その歴史を、お客様の想いとともによりよい形で未来に残していける。リフォームならではのやりがいをこの先も追っていくつもりです。

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