Interview

新築戸建の施工管理

当たり前をコツコツ積み上げてつくる、
一流の工事現場。

Profile 新築戸建施工管理
注文住宅事業本部工事課

2013年入社。大学卒業後、ハウスメーカーで施工管理として働くも会社が倒産。不安なく業務に専念できる環境を求めて、住友不動産へ。入社以来、現在の部署で施工管理として、埼玉県全エリアを担当している。

現場のトラブルをいち早く解決し、
お客様の夢をカタチに。

私は入社以来、さいたま新都心の埼玉事業所に勤務。埼玉全エリアを対象に、施工管理を担当しています。現場から現場へ、毎日100km近くクルマを走らせながら、工事の進捗や品質を管理。大変でないと言えば嘘になりますが、楽しいという気持ちのほうがそれを上回ります。
この仕事の醍醐味は、お客様と話し合いながら、夢の詰まった図面を1/1スケールにつくり上げていくこと。更地だった場所に4ヶ月で理想の住空間を築きあげる。内覧会でお客様が感動している姿を目の当たりにすると、しんどさなんてすぐにどこかへいってしまいます。
注文住宅ですから、同じものはふたつとありません。すべてが0からのオーダーメイドということもあり、どの現場でも何かしらのトラブルが発生します。それを手際よく解決して、お客様を不安がらせることなく、工事を進められるかどうかが腕の見せどころ。まして、お客様からすると住友不動産は一流のハウスメーカーですから、工事の工程にも高い品質を期待されています。
私の仕事上のこだわりは、現場訪問と連絡を、とにかくマメに行うこと。例えば、職人さんからの連絡は直ぐにとり、現場を止めない。お客様には毎週1回は、かならず進捗をご報告します。それもなるべくお電話で。お客様の中には、不安や気になることを言い出せない方も多くいらっしゃるので、直接声を聞き、本心をきちんとこちらから引き出す。当たり前のことかもしれませんが、当たり前をコツコツ積み重ねることでしか、工事の品質は高められないと感じています。

お客様と職人さんと共に築いた、
地域で一番の住まい。

印象に残っているのは、数年前の冬に施工した住まい。お客様は「ゆっくり老後を楽しみたい」というご年配のご夫婦で、都心のマンションから埼玉県東部へ移り住みたいという方でした。お二人のこだわりは、敷地の中央に設けたパティオ。南欧の邸宅を彷彿させる立派な中庭で、そこでティータイムを過ごすことを楽しみにされていました。パティオの雰囲気を演出する外壁には、南欧風のサイディングボード。図面を見るだけで、お二人のこだわりが伝わってきました。
ところが、工事も中盤に差し掛かった頃、職人さんから「サイディングボードの貼り合わせが図面と合わない」との連絡が入りました。こだわりの詰まった仕様を変更すべきか迷いましたが、すぐにお客様にご報告。現場で一緒に確認しながら、お二人が納得のいく仕様に変更しました。工事中盤での変更でしたが、お二人の想いを伝えたところ、職人さんも快く引き受けてくれました。
こうしてトラブルをお客様と職人さんと乗り越えて迎えた内覧会。「終始、安心して任せることができた」とお客様。こだわりのパティオをご覧になりながら、「地域で一番ステキな家ができたわね」とこの上ない言葉までいただきました。

働きやすさが、
お客様の満足につながる。

前職も同じくハウスメーカーで施工管理をしていましたが、そのときはプランニングから積算、施工管理、アフターメンテナンスまですべて一人でやっていました。正直、業務量が多すぎたため、施工の品質を保つことが困難でした。その点、住友不動産ではきちんと分業されているので、施工管理に専念し、お客様や職人さんとのコミュニケーションに時間をかけることができています。 また、タブレット端末が支給され、メールのやりとりや書類の確認を外でできるようになったり、現場の記録写真をデジカメからPCに取り込み、共有サーバーへ保存するという手間も不要に。業務が一気にラクになりました。残業も減り、従業員の働きやすさや生活を大事にしていこうという会社の姿勢を感じます。こうした働く環境や待遇面も、住友不動産に転職して良かったと思うところのひとつです。働きやすさの改革はこれからも進むと思うので、そのぶん、これまで以上に目の前のお客様と向き合いながら、高品質な施工を提供したい。私たちにとっては一つの現場でも、お客様にとっては夢のつまった一生のお住まいなのですから。

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